授業を見学しながらルエルから渡されたお菓子を二人で頬張る。


「ねえ、マルクはリーフェなのにどうして 魔法学校に入ったの?」

「えっとね、僕は教会に入りたいんだ
 昔からリーフェって事でいじめられてたから、弱い自分が嫌で見返してやりたいって不純な動機なんだけどね。
 教会はリーフェの人もいるらしいし、無属性を勉強して有名な教会に入れたら見返せるんじゃないかって思って。
 僕は回復魔法と筆記試験の出来が良くて魔法学校には何とか入れたんだけど……まさかこんなに見学ばっかりとは思わなかったな……」


 マルクは人差し指で頬を掻き苦笑をもらした。



 魔法には、火・水・風・地・無の属性を持つものがあるが、現在使われている魔法のほとんどが無属性以外の四つの基本属性で構成されている。

 しかし、原因は定かではないがリーフェと言われる体質の人には、それら四つの属性魔法を発動出来ない。


 魔法は他に、治癒・転移・増幅などの補助的な魔法である無の属性があり、これならばリーフェでも使える。

 だが、この無の属性魔法には魔力の制御が非常に難しく扱いづらいという欠点があった。


この作品のキーワード
魔法  学園  王子  貴族  溺愛  執着  ファンタジー  恋愛  最強 

感想ノートに書き込むためには会員登録及びログインが必要です。