蒼碧
好き
いつものように、女将に部屋に案内されるとそこには



「…総、さん……?」



出逢った日から、一度も忘れたことのない、おひさまみたいな総さんが座っていた。



「安芸さん、」


「ど、どうして…ここに…」



とても優しく微笑む総さんに対して、私は戸惑いを隠すことができないでいた。



「よかった、やっと会えましたね」


「あ、あの…」


「ほら、どうぞ。一緒に食べましょう」



ニコニコと、私を総さんの向かいに座らせて、箸を取る総さんに今のこの現状が掴めなくて、軽くパニックに陥る。
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