眠らぬシンデレラ
栞と優

お姉ちゃんの先輩

「しお、お姉ちゃんの先輩、優君!宜しくね♪」

「かかか…彼氏!?」

「宜しくね、開田優です。栞ちゃんってゆーの?ってか彼氏じゃないからね!?」

それは突然だった。

「可愛いでしょー??私よりモテるからやきもちやいちゃう。」

「ホント、門崎にこんな可愛い妹いるなんて知らなかったわ。」

突然きた来客に戸惑う私。

「もうじき智也と麻衣と大介と美結来るから宜しくね♪」

今日はお姉ちゃんの誕生日。

社会人のお姉ちゃんは、私の面倒を見てくれる、めっちゃ優しい、美人で可愛いお姉ちゃん。

私はやっと高2年生になり…

お姉ちゃんは絵が上手くて全国大会金賞で、デザインの会社からスカウトが来て、高卒でデザイナーをしている。
高卒デザイナーとして、雑誌にもたまにでてるお姉ちゃん。
お姉ちゃんは私より3つ上の二十歳。
お母さんは私が3歳の頃、事故で他界。
お父さんは北海道に出張。
ってことで、社会人のお姉ちゃんちに居候してるわけで…。
開田優さんは営業の方らしい。
短大を出て、2年。
でもなんでこんな大企業に短大で入れたのか不思議。
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