ベッドから始まる恋。
5.スクランブル

1.




ー…



はれて恋人同士となった、私とハル。

互いの想いを伝え合ったあの日から一ヶ月、季節は真冬の2月頃。





「ええ!?あのウェイターと付き合ってる!?」

「……」



いつも通りの昼休み。いつものお店でランチを食べながら、碧と奈美は声をあげた。



「…声が大きい」

「ご、ごめん…つい」

「びっくりして声大きくなっちゃった…」



まぁ、驚くのも無理はない。

優男アレルギーと称していた人間から、いきなり『あの優しいウェイターと付き合ってる』と聞かされたのだから。


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