ベッドから始まる恋。

2.




ー…



(…あれ)



その日から数日が経ったある日。

仕事帰りに通りがかったお店を窓から伺えば、そこにその姿はない。



(ハル…いない)



平日は毎日いるって言ってたし…今日特別休みを取ったとも聞いてない。



厨房の方にいるのかな?そうコソコソと窓の隅から中をよく見てみるものの、それらしい姿も見当たらない。



「あれ?常連さん?」

「!」



そうしていると突然かけられた声に、私は驚き振り返る。

するとそこにいたのは、買い出し帰りらしい姿をした、ハルと同じくよくお店にいるキッチン担当のお兄さん。がっちりとした体格の彼は恐らくハルよりも年上で先輩なのだと思う。


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