アラサー女子
番外編―その後―
目を覚ますとそこは、段ボールだらけの部屋だった。
隣には気持ち良さそうに、寝ている彼。
彼が大阪へ転勤していて、2週間。
私は、大阪にいた。

『こうなるとは思っていたが、本当になるとはなぁー』

パンツ一枚の彼の隣に、大きめのTシャツを着て私は隣に寝ていた。

昨日最終の新幹線に飛び乗、大阪にやってきた私。

こうやって二人で寝るのは、彼が風邪引いた後以来だった。
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