あたしは、あんたのもの。







次に目が覚めたのは病院のベッドの上だった。









少し体を動かしてみると、思ったより痛くなくて、あたしはベットに座った。








そのとき初めてベッドサイドに客人ようのベッドで眠る果歩と宗次朗が目に入った。










制服を着たままで、顔に涙の跡が見える。









彼女は宗次朗の膝に頭をのせてスースー眠っていた。









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