わたしの旦那さんは芸能人。





「もうバレても支障はないけどね(笑)」


と、笑った優真くん。






『なにその笑顔(笑)』

「ほんとの事じゃん」

『こんなに注目されると恥ずかしいよ』




だって…

優真くん、帽子取ったからさらに目立つ。




声をかけてくるのはたまにだけど…だいたい二度見される。





「でも、俺の旦那になったからには」


そう言って…優真くんは私の肩に手を回して、引き寄せてきた。




久しぶりに胸が痛くなった。





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