SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~

ー克己sideー

1週間ーーー・・・

何事もなく過ごし…土曜日。


俺と蘭莉はダイヤモンド興産を訊ねる。



上着の襟元には向日葵バッチを付けて…蘭莉の雇われ弁護士として…立ち回った。



「…これで…すべての書類が整いました…」



蘭莉は俺の隣で言われるままにサインし、判を押した。


条件も立ち退き料も悪くない額だ…



爺ちゃんの代から受け継いだ土地と店を手離すのは寂しいが…。



あそこの土地には大型のショッピングモールができるらしい。


人の足が遠のいた寂れた場所にもう一度…活気が戻って来るんだろうなぁ。



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