守ってくれますか?

絶対守る! ナオside

ヒカリが、窓から飛び降りた!!!

ここ、3階だぞ!?


俺の頬を、冷や汗が伝う。




「・・・ヒカリッ!!!!!」

俺が叫ぶと・・・


「ナオ様~ヒカリは無事ですーっ!無事着地しました~」


・・・ヒカリの声が聞こえた。

は!?
何その能天気な声!!


「ナオ様、心配しないでくださいね。」

ヒカリが3階の俺に叫ぶ。


「私は、ちょっと守りに行くだけです。
・・・少し、危険ですけど。」

少し危険?

「お前、どこに・・・」


「・・・絶対。絶対守り抜いてみせる。」


ヒカリの、ガラリと変わった真剣な口調に、俺は眉根を寄せた。





・・・これは・・・

ヒカリの独り言か?
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