君の笑顔に恋してる❤
君の特等席
入学式も終わり、教室へと向かう。



あたしはのんちゃんと一緒に廊下を歩いていて、




あたしたちの少し前を、佐倉と塩田が歩いていた。










「さくら~、入学式で先生に叱られまくってたけど、大丈夫?」



「大丈夫だよぉ。あのね、佐倉に“さくらちゃん”って呼ばれちゃった!」



「えっ、なになに?話が読めないんですけど!?」



のんちゃんが聞いてくるけど、説明するのが面倒くさいから、あたしはただニヤニヤしていた。









「まぁ、いーや。佐倉と同じクラスでよかったね」



「うん!」



のんちゃんとこんな話をしている間も、あたしの視線は佐倉に注がれる。






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