何度でもまたあなたに恋をする

胸がチクリと痛むのは

「ふう。お腹いっぱい。もう食べられない」

「食いすぎだろ。せっかく晩飯おごってやろうと思ったのに」

「もう入りませんよ。あー久しぶりにクリームワッフル食べられて幸せ」

清水さんのオーダー通り、大盛りのクリームワッフルが運ばれてきて見るだけで胸焼けがしそうだという清水さんを横目に「幸せ」と零しながら夢中で食べた。


パンケーキのワッフル版でワッフルの上に大量に盛り付けられた生クリーム。この生クリームが甘さ控えめでしつこくなく、あたし好み。もしこの生クリームだけでも分けてもらえるならこれ以上ない幸せだと思う。

そんなクリームワッフルを食べ終えた帰り道、清水さんが送ってくれるというので並んで歩いていたのだけれどなんだか不思議としっくり来る感じがする。普通なら憧れていた人と並んで歩くなんてドキドキして何も話せなかったり、緊張して頭が真っ白になるもんだと思ってた。

漫画で読んだ恋だって、友だちから相談されて実った恋だって全てそうだったのに。ドキドキしないわけじゃない。でも思っていたのとは違う。やっぱりあたし、清水さんのこと恋愛対象で見てたわけじゃないのかな。

「おい、また話聞いてなかっただろ?」

「えっ?いや聞いてましたよ」

「お前なぁ敬語使うなって言っただろ。それと清水さんも禁止だって。ペナルティまた追加するぞ」
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