小さい頃から、私達兄妹は、家の為、会社の為に、努力し、
そのための教育を受けてきた。

兄は、帝王学に経営学、武道も嗜み、西園寺家の長男として教育され
私は、淑女としての語学にお茶にお花、料理はもちろん、マナー教育も
、私達は、西園寺の為に、政略結婚する事が決められていた。

両親も政略結婚だったが、比較的相性が良かったのだろう、今まで
喧嘩することもなく、割合仲の良い夫婦だ。

そのためか、私も政略結婚とはいえ、両親のような夫婦になれると
信じていたが・・・・・。

今日は、私の、結婚式・・・・。

人生の中で、一番輝かしい日になるはずなのに・・・・

「愛、いつでも、相談に乗るから、辛かったら言うんだぞ」

「お兄様・・・。ありがとうございます。この結婚は、政略結婚ですが
 私なりに、頑張ってみたいと思います。だから、そんな悲しい顔を
 しないで下さい。お兄様、今日は、私の晴れ舞台なんですから!」

私は、兄の心配そうな顔を見つめながら、そう答えたが、

本当は、すぐにでもここから逃げ出したいくらいだった。

でも、私がそんな事をすれば、家族に、会社に迷惑がかかる・・・。

私は、この結婚で、自分なりに頑張って行かなくてはならないのだ。

意を決して、私は、控室を出て、教会に向かった。



そう、今日から始まる結婚生活を始める為に・・・・。


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