ありがとう。

プロローグ

昔々、
とある村に愛し合う二人の男女がいました。



二人は誰もが認めるほど、愛し合い、幸せな日々を過ごしていました。




しかし、ある日のこと女は病に倒れ、死を宣告されました。



男は残りわずかな二人の日々に嘆き悲しみました。




そんな男を影で愛していた一人の少女は男に言いました。
「幸せを最期まで感じれるように世界一番のプレゼントをしましょう。」




男は最期のプレゼントに自分の愛情を込め、世界にまだ無かった新しい花を育てました。


レモン色の向日葵



男はその甘酸っぱい愛情をレモンに
女の明るい姿を向日葵に例えたのです。