ありがとう。
始まり
《美喜side》




ピッ・・・ピッ・・・ピッ



何度も聞いたことのある電子機器の音がする




ああ………私はまたここに来てしまったんだ。






目を開けると、予想どうり白い天井が見える




「秋塚?」



心配そうな奏君の声がする




「奏君、私


「美喜、起きたっ!!」



私の言葉を遮って理香子ちゃんの声がした




「理香子ちゃん。」



「本当にびっくりしたんだよ?!」





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