夢色シャイン
●プロローグ
これは何年か前、私が小学校低学年の時にした会話。
私はお母さんに勧められバレーボールを始めたばかりだった。
『未来はバレーボールが大好きね』
ずっとボールを触ってる私をお母さんが微笑みながら見ている。
『うん!大好き!!』
『じゃあ将来はプロのバレーボール選手になるの?』
『もちろん!みんなに夢を与えられる選手になりたいんだ』
『どういうこと?』
不思議そうに首を傾げているお母さんに、あたしはボールを持って立ちあがる。