夢色シャイン
●第三章

○総体





いよいよ今日は総体の日。



3年生の先輩たちは負けたら引退。




とても大事な試合。


負けられない戦いが始まる。




地区大会だけど、このブロックは強豪の集まりで県大会に出ることすら難しいんだ。



前回大会で優勝したけど、1回戦目から気は抜けない。





シードをもらっているから、次の対戦校をみんなで見ている。







「このチームじゃちゃんといつもの力を発揮できれば勝てそうですね」



「そうだね。油断だけはしないようにしなきゃね」





私の隣には後輩。


そう、まだ由紀ちゃんとは話せていない。



そのまま総体の日がやって来てしまった。







< 124 / 337 >

この作品をシェア

pagetop