夢色シャイン
○涙とドキドキ
「うっ……」
「……っっ」
みんなのすすり泣く声が聞こえる。
体育館から外に出て、抱き合ったりして泣いている。
「未来ぅ~」
「キャプテン、お疲れ様でした」
キャプテンが私の名前を呼ぶ。
そんなキャプテンをギュッと正面から抱きしめる。
私の肩で泣くキャプテンの背中を優しく撫でる。
「未来が拾ったボール……ヒック……点に、繋げなくてごめん……っ」
「何言ってるんですか。いっぱいキャプテンのナイスプレーに助けられましたよ」