夢色シャイン
●第二章
○無視
通学電車の中で昨日の出来事を思い出す。
帰り道、由紀ちゃんに悪いことしちゃったかなぁ。
まさか一生が追いかけてくるなんて、思わなかったんだもん。
由紀ちゃんに会ったらすぐに謝ろう。
うん、絶対に謝るぞ!
そう決めたところで、電車が最寄駅に止まる。
今日は先生の用事で朝練ないから、ゆっくりできた。
その分電車は通勤や通学のために乗ってる、サラリーマンや学生で溢れかえってる。