□□□□□□□セクシー・コメディ□□□□□□□「コンクリート・ジャングル」
「俺の子を産んでくれ!」とコノヤマは言った


でも、入社早々、話の出来る同僚が出来た。それは単純に喜ばしかった。


小部屋に戻った私は、自分の携帯を見た。

ケイタからのメール着信が入っていた。
メールを読む。


[トイレのペーパー切れてるよ(-_-)
おかげで近所のスーパーで用達しする
羽目になった。
後、ティッシュもないから買って来て。

でも、今夜はH出来ないから。
明日、俺、朝の6時からロケの仕事なんでもう寝るし。(_ _).。o○

というわけで、明け方4時に起こしてくれよ。

あ、あと、なんか適当にヘアーワックス買ってきて。毛先を自由にアレンジ出来るやつで、無香料ね。
リポビタンDもよろしく]


……ハア…?

モウ、ネル…?
まだ昼前の11時ですけど。


ケイタ、今日は仕事がなくて、
うちでゴロゴロしているくせに。


用達しの為に、スーパー行ったなら、トイレットペーパーくらい買っておいて欲しい。

てか、2,3個、失敬してこいよ。

うちに金がないこと、わかってるんだから…



5歳年下のケイタは、私より貧乏だ。

甘えん坊でヘタレで、せっかくの容姿を生かせない。



< 11 / 30 >

この作品をシェア

pagetop