俺たちが愛夜と出会ったのは16年前の月が綺麗な夜だった。

あの日捨てられていた愛夜を玻瑠夜が見つけたんだ。

「おかーさん、赤ちゃんがいるよ?」

玻瑠夜は赤ん坊に近づいていった。

「つれてかえってあげよーよ!」

そう言って玻瑠夜は赤ん坊から離れようとしない。

俺も連れて帰ってあげたいと思った。

「あなた連れて帰りましょうよ?」

「そうだな…」

そう言って父さんは赤ん坊を抱き上げた。