アウト オブ ザ ブルー

何十分も泣いた後、私は枕元のティッシュボックスに手を伸ばしたが、中がカラだったので新しいものを取り出すことにした。



ゆっくり立ち上がり、ここに買い置きがあるはずと頭上の棚を開けてみる。




すると私の名前が書かれた金色の封筒と、白い紙袋に入った布製の小さな箱が落ちてきた。




封筒には同色のクリスマスカードが入っていて、マサの想いが英語で綴られていた。


小箱の中には大きさの違うお揃いの指輪がふたつ並んでいて、すぐに結婚指輪だとわかった。






マサはどんな気持ちでこれを用意してくれたのだろうと思うと、また胸が痛んだ。






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