藍色
第二章:中学校にて
「おはよ~♡みんな~♡」
「あ、藍花ちゃん、おはよー♡」
「あぁっ」
「どうしたの?」
「あ、ううんなんでもない。」
病院に行くの忘れてたぁ…ま、いっかぁ♡
(着席のチャイム)
『やっば!!』
「……んじゃ授業(社会)始めるぞー。」
あーあ。社会だるいなー。
「采華です!!気をつけ…礼。」
『お願いしまーす』
「多分わかってると思うけど、次回はテストだから復習しっかりしとくこと。」
あー。忘れてたーあはっだるいなー。
『はぁい!!』
なんでみんなそんなに元気なのさ。社会って普通だるくね?
「じゃあ始めるよ。前回のプリントだしてぇー。」
……………どこだ。あはっ
「前回は(7)までいったから、今日は(8)から。じゃあここ言ってくれる人?」
「じゃあ、盛牟田。」
盛牟田さんか。あたしあげてないからいいけどさ。
「盛牟田葵です♡(8)の最初は、モンスーンだと思います!!」
モンスーンってなんだっけー
「そう。ここにはモンスーンが入るね。では次!!」
『は~い!!』
「なんか元気ないかぁ?じゃあ紙村!!」
「俺?紙村志也です。季節風っすか?」
季節風ってたしか…
「季節風とモンスーンは同じだね。違うなぁー。ほかの人!!」
やっぱりそうだ!!
『はいっ!!はいっ!!』
「じゃあ、名谷。」
「名谷駿文っす。偏西風じゃね?」
「そう。ここには偏西風が入りまーす。紙村、気をつけろよ。」
「はーい。」
…授業が順調にすすんで…
「じゃあ今回はここまで。次はノートに書くから絶対忘れないように。じゃ号令」
「櫻宮!!気をつけ…礼。」
『ありがとうございましたー』
「先生っ」
どうしたんだろ。
「はいはい。」
「次はテストじゃ…」
「あーっそうだねー。ごめんごめん。」
…こうして1日は終わった…
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