藍色
第四賞:病発覚?2
…数日後の朝。
「お父さん、話すことがあるの。藍花呼ぶからまっててちょうだい。」
「わかった。」
「藍花~」
「はぁ~い♪」
「ごめんね、わかってると思うけど…」
「あたしが、大きな病院で検査することをおすすめしますって言われたことでしょ。」
「うん。そう。どうしようかしら…」
「とりあえず、俺は本人がまず一番だと思うな。…そしたら藍花が決めるべきだと思うな。お母さんはどうなんだ?」
「わたしは…藍花にかめてもらうか、3人で決めるかよ。」
「だったら、俺と藍花の意見だろ。決まりじゃないか。」
「…お母さんとお父さんはいいの?こんなことにお金かけちゃって。」
「あぁ、お金のことなんか、心配するんじゃない。大丈夫だ。落ち着いて、藍花。藍花に決めてほしいんだ。」
「あたしは一応うけておきたいな。心配だし。」
「なら、それで決まりだ。お母さんはいいのか?」
「わたし?いいわよ。本人が決めたほうがいいわ。絶対。これで決まりね。…病院の予約しておくわね。」
「お母さん、お父さん、ありがとう。これからも迷惑かけるけどよろしくお願いします。」
「なんだいきなり。照れるって~」
「ありがとう、藍花。お母さんも嬉しいわ。検査頑張りましょうね。」
「じゃ、これで終わりか。じゃあな。」
『ありがとうございました~』
「あははっ」
「ふふふっ」
「はははっ」
…数日後。
「藍花~行くわよ~」
「はぁ~い」
『行ってきまぁ~す♪』
「せ~の」
『行ってらっしゃ』
「~い」
「い」
『あ、ずれた』
「はははは。」
「きゃはは。」
「まぁとにかく、留守番たのむね。」
「バイバーイ♪」
「バイバーイ♪」
「バイバーイ♪」
「バイバーイ♪」
「…ほらほらいいから、行くわよ~」
「がんばってね、藍花。つらかったら我慢しなくていいんだぞ。」
「…う~んお父さぁんばいばぁい。」
「なんだよ。かわいい顔がだいなしだぞ。」
「おねぇちゃんはかわいいもんね。」
『行ってきま~す』
『行ってらっしゃ~い』
…ブ~ン…ブ~ン
…数十分後
「藍花~ついたわよ~」
「…は~い。」
「リラックス、リラックマ。」
「あはははは、お母さん、間違えたぁ」
「ちょ、あ、藍花、い、今のは聞かなかったことにしてー」
「わかったよ~」
「はずかし~」
「きゃはははは~笑いが止まんない~」
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