初めて見る旺介さんの家はとにかくすごかった。
何がすごいってまず外観が大きいのだ。

その外観から想像する室内はゴージャス極まりないもので、私は玄関に入る前からすでにビビリまくっていた。

けれど中に入ってみると思っていたよりもシンプルで気が抜けた。
だって変な柄の絨毯やバカでかい壷なんかがあったらどうしようと思ったから。

それにしてもこんな広い家に一人で住んでいるなんて。
家族が他に誰もいないのだから仕方無いが、お金があっても寂しい生活なんだと勝手に同情していた。

まぁ旺介さんはきっとそんな事感じていないだろうけれど。

披露宴のアト、私はすぐにこの家に連れてこられた。
身の回りのほんのわずかな物しか持って来なかったけれど、それすらも必要ないほどに全てが揃えられていた。

私のために用意された部屋は落ち着かないほど広く、そして可愛らしい。
白を基調に淡いオレンジのカラーで統一され、小物からベッドまですでに用意されている。
クローゼットを開ければ洋服からなんと下着まで。

下着までぴったりのサイズで少し怖い。
けれど思えばドレスのサイズ合わせの時に全て測っていた。