大人の恋愛~背徳の行方~
交際
歓迎会の後、一緒に帰った梨桜と螢は、螢が梨桜のマンションに着くまで、
二人はいろんな話をした。

梨桜と螢は、お互いの好きな作家や趣味が一緒で、話が弾み、

その日のうちに、二人は、お互いのアドレスと電話番号を交換し
二人の距離は一気に縮まった。

螢が家に帰り、お風呂からあがる頃、理が帰って来た。

「おかえり。」

「ただいま・・・・あぁー、疲れた。このまま、もう寝ようかな!?」

「なぁー、理、俺が梨桜ちゃん、貰っていいか?」

突然の螢の言葉に、理は、

「えっ・・・螢・・・・・・・それ本気?」

「あぁー、梨桜ちゃん、一目見た時から、タイプだったし、さっき
 一緒に帰って来たんだけど、滅茶苦茶趣味も合うし、理が狙っているのは
 分かるけど、俺も、梨桜ちゃんが欲しい・・・」

「螢・・・・・俺達が話をするよりも、梨桜ちゃんがどうするかじゃないか?」

「そうだな!俺も、梨桜ちゃんに告白するよ」

そう螢は、理に言うと部屋に戻った。

理は、螢の言葉に、項垂れながら、

「螢が本気って、初めてじゃないか・・・・絶対に、本気になんか
 なった事なかったのに・・・」

螢も理と同様、告白されるばかりで、自分から告白したことなど一度も
なく、常に自分にふさわしいか、どうかで女を選んできた。

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