嘘つきプリンセス
入学
私の名前は、山藤穂乃恵
K-POPと韓国ドラマが大好きな高校一年生
流星高校に見事に合格!
レベルは、中の中。普通の学校です。
顔は…普通です。なので、可愛くなりたーい。
そしてそして今日は、待ちに待った入学式なのです!!

「はぁー何組かな??
ギャルとかチャラ男がいなければいいけど…」
「穂乃は、運悪いもんね~」
「いいクラスで、ありますように!
ほら、お母さんも願って!!」
「もう決まってるんだから、願ってもムダよ」
神様どうか私に力を!

そんなこんなで、私は2組でした。
クラスはどんなかって?
なんと…とっても良さそうなクラスなのです!!
神様は味方になってくれた!
願って良かった〜
でも、私クラスの人と喋ってないんです。
どうしましょう。
2組の教室で、まさかのもう孤立ですか!?
そんなの、イーーヤーー!!
前の女の子に話しかける?
それとも、右隣の子?
はやくも、穂乃恵ピーンチ!!
だれかーー話しかけてーー
「ねぇねぇ、名前なんていうの?」
今、天使が舞い降りました。
「山藤穂乃恵です。」
「私は、山口友梨佳!友梨佳でいいよ♪」
「じゃあ、穂乃恵で!」
友梨佳は、私の前の席の子。
そして、めちゃくちゃカワイイ♡
惚れちゃいそうです。
「先生来るの遅くない?」
「だよね!やっぱ友梨佳も思ってたんだ!」

『ガラッ』
「2組を担任する相葉峰子です。
一年間よろしくお願いします。」
教室のドアが勢いよく開き、笑顔で担任(峰たん)は挨拶をした。
峰たんは、香川出身で英語担当。
一人が好きな人だそうだ。
そして、初めて担任を受け持って分からないことだらけだと言う。
25歳ということで、10才差?なので、
みんな友達感覚で峰たんと、読んでいる&私も読んでいる訳です。

入学式終了後、
友梨佳と私はメアドをすぐに交換。
そして、すぐさま自己紹介。
峰たん早過ぎないかい?
いくらなんでも、初日に自己紹介って…
「でわ、今から一人ずつ一番の人から前で名前・趣味・PRをして下さい。」
嘘マジでするのですか?峰たん!!
思いも虚しく、ドンドン自分の番が迫ってきてます。
「30番の山口友梨佳です。趣味はジュニーズの曲を聴くことです。ソフトボールをやっていたので走るのが好きです。」
な、なんとスムーズに友梨佳は自己紹介しているの!!
ヤバイよ穂乃恵さん。
心臓がバクバク破裂しそうです。
立ち上がり教室の前まで行ったものの、
視線が痛いです。
「31番の山藤穂乃恵です。しゅ、趣味は、韓国ドラマを見ることです。韓国大好きなので韓国のことで、きになったら、聞いて下さい。」
趣味を噛むって、恥ずかし〜
体がめちゃくちゃ暑くなってきたーー
その後、私以降の子の自己紹介はほとんど聴いていない。
だが…
「36番の横岡龍です。」
カ…カッコイイ王子様が現れました。
なんとも、お美しい!
あ!!でも、身長小っさ!!
王子様は、身長高くなきゃ!
勝手に、文句を付けた穂乃恵さん。
アナタが高すぎるのですよ〜
私の身長169㎝
笑えない笑えなさすぎる!
女子で高いのなんて嫌すぎる!
だってカップルは、彼氏と彼女だったら、
彼氏のほうが身長高くなきゃ!
誰でも、そう思うでしょ?
だから、私は嫌なんです。
あ!!
男が全員





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