目が覚めると、隣には私を抱きしめたままの東條さんが眠っていた。



軽くみじろぎすると私の体に廻されていた腕に力が加わり。



やがて彼は眠そうに目を開けて、じっと私を見た。


昨夜、東條さんが私に言ってくれた事は本当の気持ちなの?



それとも、ただ私を抱こうとして言っただけなのか……。




「シャワーするだろう?浴室に乾いたバスタオルがある。
シャワーが終わったら何か作ってやるよ」


私が聞きたいのは、もっと別の言葉。
もし、あの言葉が本当ならもう一度言ってくれるって思ったのに……。
東條さんは、あの時の言葉には触れて来なかった。



やっぱり、その場かぎりの言葉だったの?







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