青い鳥

君の体温

燐side




あの日から一週間ちょっとがたった
最後に渚が言ったあの言葉

『私もいつ壊れちゃうのかなって』

どうしても頭から離れない
まるですぐ死んでしまうかのように言ったあの言葉


渚に確かめたくても確かめられなかった



「ねぇ、燐聞いてる?」


「えっ、ごめんボーッとしてた」


俺は渚と一緒に弁当を食べていた


「最近ボーッとしてること多いよね」


「そうか?あ、あのさ今度の日曜試合があるんだけどきてくれない?」


中学でバスケ部に所属していた俺はそのまま高校でもバスケを続けている


「わかった。行くよ」


「さんきゅ。場所とかあとで教えるよ」


「うん。ってかヤバい、もうこんな時間授業始まる」


「マジッ!!じゃ、また。あー今日は部活あるからさきかえっといて。」


「わかってる」


「わりーな」


「いーよべつに。じゃぁまた」


そう言って俺たちは別れた


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