「片月と同じクラスだろ? で、しかも峰岸家のヤツらが同じクラスに一人もいない……そう来たらもう、な?」

「峰岸のお気に入りと同じクラスとか、息が詰まるだけだろ。馬鹿か?」

「あぁ!?」

「お前がすり寄りたいのなら勝手にすればいい。ただし、俺に迷惑かけんな」


珪介が鋭く睨み付けると、対するように修治も剣呑な顔つきになる。

「まぁまぁまぁ」と両手を軽く振りながら、瀬谷の次期当主である眼鏡の男は二人の間に割って入った。


「珪介は越河の草食系だし、俺だったら断然、越河の無鉄砲系である修治の方を警戒するよ?」


たしなめるのかと思いきや、感じの良い笑みを浮かべながら、そんなことを言ってのけた。


「……そ、草食系」

「はあっ!? 無鉄砲!? うるせぇよ、篤彦(あつひこ)!」


珪介がぽつり呟けば、修治も鼻息荒く瀬谷篤彦へ詰め寄っていく。


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