君色【完】

きみの傷痕











いつものように、絵梨を迎えに行った。
正門で絵梨を待っていると、暗い表情のした絵梨を見つけた。

傍にかけよると、泣き出した。



どうした?なにがあったんだ...?

聞いても、俺の名前を呼ぶばかり。

人の視線が絵梨に集中していた。
俺は絵梨を強引に、近くの公園に連れて行った。





「────絵梨」

「...っ」



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