WANTED

狙われた少女



あれから1週間、私は熱で寝込んだ。

なかなか熱は下がらなかったけどいつもそれなりに広樹さんが対応してくれた。




そして今日は久しぶりの学校だ。




「行って来ます。」




「気をつけてな。」




あー、教室についたら1週間分のノートを写さないと。

花織はもう来てるかな?




「あ!水牧さん!」




え?




振り向けばそこには知らない男が立っていた。




「俺、修輝高校の西林って言うんだけど、俺のプリンセスになってくれない?」




「はぁ………え!?」




プ、プリンセス!?

……あ、そういえばそんな制度があったような気がする。



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