私は最強ビンボー女!
第2章

子犬クン

「・・・もしかして、わからなかったのか?」


私はうんうん頷く。


私は子犬クンの、あの弱弱しそうな、可愛い姿を思い浮かべた。


「変わりすぎだぁ!」


何総長なんかになってるんだ!

しかも全国№1候補の!!!








―――・・・子犬クンとは、私が小学5年生の時に出会った。






―5年前。1月―



「・・・ここら辺に溜まってるはず・・・」


私は今日も狩人として悪人を狩るために、夜の道を彷徨っていた。



夏から始めたばっかりなんだけどねー。




でも、ガンガン狩らなきゃ!

生活費がピンチなんだから!!







「・・・や、やめてくださいっ・・・僕、嫌ですっ!」




ぬ?

なんか震えてる声が聞こえたぞ?





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