そして 君は 恋に落ちた。




同じ日常を繰り返す日々ががらりと姿を変えたのは、いつからだろう…。


それは――――


「……ンッ ちょ…っ

 ハァ……ハ、ンンッ」


私を押さえつけ唇を押し付ける彼に、ゲームを仕掛けた時からだ。






………どうしてこうなったのか。


昼休憩の今、使われていない7階の小会議室に連れてこられた私は、松田君に壁に押さえつけられキスされている。その、事実。




「ハァ……い、きできな…っ」


息をする間もないくらいに激しく口づける彼に、何度も抵抗を試みたけど……無駄なあがきになってしまう。



私の口内を犯しながら、彼の手は胸の膨らみに向かった。

慌ててその手を止めると、両手を掴まれ頭の上で押さえつけられた。


―――嘘でしょ…!

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