息抜き物語(仮)
未定



「寒いな…」



はぁーっと手に息を吐いてまた歩く。


地を踏みしめる音だけが私の耳にこだまする。





「ここは…どこだろう」





ひらひらと落ちる雪が私には見えない。


一面に広がる真っ白な世界を私は見ることができない。





ただただ、手に握る棒を地面につけながら歩く。


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