【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
出会いの瞬間
「天使の皮を被った悪魔?そうでしょ?」
にっこり笑顔で問いかける私。
せっかく寝てたのに、あることないこと話す奴らのせいで起きてしまいながらも座ったまま話す。
「なんだ、起きたの?起きたんだったら出てってよ。」
冷たい視線でわたしをみる女の子。
確か…莉央ちゃんだっけ。
いろんな情報を持ってる私は女の子の名前を知っていた。
もちろんそこにいる男たちのことも。
「まぁまぁ、そんなこと言わずに!仲良くしようよ♪莉央ちゃん?」
立ち上がり笑顔で手を差し出し握手を求めた。
―パシッ
「嫌。近寄んないでよ。」
反応を分かっていた私はにっこり笑い、
「あれ?嫌われちゃった~♪ざんねーん」
悲しそうなふりをする。
「気持ち悪い。あんたみたいなの一番腹立つ。」
睨んでくる相手に、
「そんなこと言われてもなぁ。
……あ!皆さん狼王の方たちですよね?」
私と莉央ちゃんのやり取りを黙って見ていた彼等に問いかける。
「夢みたーい!狼王の人たちにしかも幹部の皆さんに会えるなんて♪」
思ってもないことを口にする。
狼王とはこいつら、族の名前だ。
「俺等のこと知ってるんだ?」
そう問いかけてきたのは……たしか副総長の葉佑くんだっけ?
「そりゃ有名だから♪……莉央ちゃんは良いね~、副総長さんと付き合える特権じゃん♪」
と莉央ちゃんの方を向くと
「っ………」
彼女は俯いてしまった。
そんな彼女を見て見ぬふりし
「で、オレンジ頭が修くんで茶色の頭が陽斗くん!金髪頭が慧人くんかな?」
首を傾げ訪ねると、
「話しかけんな。」
冷たく言ったのは茶色の頭の陽斗くんだった。
「あれ?陽斗くんにも嫌われちゃった~。
……ま、いっか。
あとは狼王の総長の蓮司くん♪めっちゃかっこいい~」
近寄りまじまじと見つめた。
「近寄んな。つーか、ここお前が来ていいような場所じゃねーから。
わかったらさっさと出てけ。
お前みたいな女が俺らは一番嫌いなんだ。」
私を見下すように喋る蓮司くん。
「みんなに嫌われたら仕方ないかぁ~、ざーんねん。狙ってたのにぃ。」
少し拗ねたように話すと、
「お前みたいなの相手にするかよ。二度と俺らに近づくな。」
蓮司くんに念を押すように言われ、
「お気楽に生きてる奴が僕一番嫌い。ま、僕だけじゃなく皆もだと思うけどね。」
慧人くんが睨みながら言う。
――ドクン――
にっこり笑顔で問いかける私。
せっかく寝てたのに、あることないこと話す奴らのせいで起きてしまいながらも座ったまま話す。
「なんだ、起きたの?起きたんだったら出てってよ。」
冷たい視線でわたしをみる女の子。
確か…莉央ちゃんだっけ。
いろんな情報を持ってる私は女の子の名前を知っていた。
もちろんそこにいる男たちのことも。
「まぁまぁ、そんなこと言わずに!仲良くしようよ♪莉央ちゃん?」
立ち上がり笑顔で手を差し出し握手を求めた。
―パシッ
「嫌。近寄んないでよ。」
反応を分かっていた私はにっこり笑い、
「あれ?嫌われちゃった~♪ざんねーん」
悲しそうなふりをする。
「気持ち悪い。あんたみたいなの一番腹立つ。」
睨んでくる相手に、
「そんなこと言われてもなぁ。
……あ!皆さん狼王の方たちですよね?」
私と莉央ちゃんのやり取りを黙って見ていた彼等に問いかける。
「夢みたーい!狼王の人たちにしかも幹部の皆さんに会えるなんて♪」
思ってもないことを口にする。
狼王とはこいつら、族の名前だ。
「俺等のこと知ってるんだ?」
そう問いかけてきたのは……たしか副総長の葉佑くんだっけ?
「そりゃ有名だから♪……莉央ちゃんは良いね~、副総長さんと付き合える特権じゃん♪」
と莉央ちゃんの方を向くと
「っ………」
彼女は俯いてしまった。
そんな彼女を見て見ぬふりし
「で、オレンジ頭が修くんで茶色の頭が陽斗くん!金髪頭が慧人くんかな?」
首を傾げ訪ねると、
「話しかけんな。」
冷たく言ったのは茶色の頭の陽斗くんだった。
「あれ?陽斗くんにも嫌われちゃった~。
……ま、いっか。
あとは狼王の総長の蓮司くん♪めっちゃかっこいい~」
近寄りまじまじと見つめた。
「近寄んな。つーか、ここお前が来ていいような場所じゃねーから。
わかったらさっさと出てけ。
お前みたいな女が俺らは一番嫌いなんだ。」
私を見下すように喋る蓮司くん。
「みんなに嫌われたら仕方ないかぁ~、ざーんねん。狙ってたのにぃ。」
少し拗ねたように話すと、
「お前みたいなの相手にするかよ。二度と俺らに近づくな。」
蓮司くんに念を押すように言われ、
「お気楽に生きてる奴が僕一番嫌い。ま、僕だけじゃなく皆もだと思うけどね。」
慧人くんが睨みながら言う。
――ドクン――