【完】結婚からはじまる恋《2》
ー頼side-
「すまない・・・」
別日に設けられた新商品の企画会議の続きだった。
俺が入ってきた途端、みんなざわめく。
「奥様は大丈夫何ですか?」
生産部の高津部長が心配そうに問いかける。
「妊娠からくる軽い貧血ですか?」
「妊娠?何で…そう思うんだ??」
「社長の血相見れば…みんな…分かります…大事そうに奥様を抱っこされていましたから・・・」
「あ、いや・・・」
俺の椅子の後ろで控えていた優也がクスクス笑っている。
「ゆ、優也お前…変な言っただろ?」
俺は笑う優也を睨み据える。
「誤解ですよ…社長が奥様をお姫様抱っこするからでしょ?」
別日に設けられた新商品の企画会議の続きだった。
俺が入ってきた途端、みんなざわめく。
「奥様は大丈夫何ですか?」
生産部の高津部長が心配そうに問いかける。
「妊娠からくる軽い貧血ですか?」
「妊娠?何で…そう思うんだ??」
「社長の血相見れば…みんな…分かります…大事そうに奥様を抱っこされていましたから・・・」
「あ、いや・・・」
俺の椅子の後ろで控えていた優也がクスクス笑っている。
「ゆ、優也お前…変な言っただろ?」
俺は笑う優也を睨み据える。
「誤解ですよ…社長が奥様をお姫様抱っこするからでしょ?」