りんご飴

馬鹿な桃と純粋な二人の天気予報

彼氏と別れたと言えば話すことがなくなるこれで話すことができる!!

→仲直り

あたしはるんるんしながら学校の準備して

楽しみにしてる。。

馬鹿だねあたし。こんなことでるんるんしてるなんて

笑える。 こんなことじゃ仲直りなんてできるわけないのにね。



こんときのあたしは考えが甘かった。

次の日

「由佳!!!あたし彼氏と別れちったー。」すると、、

『ふーん。』

由佳は無視してきた。

「なんなのよー。」と言ってみると

『ほんっとに桃は嘘が下手くそねー。』

嘘ってバレた。どうしよう。  
「あんな幸せだった人が別れないでしょ、しかも友達が喧嘩したら嘘つくっていう桃のクセね。」

あらららら。ばれちゃったよー。

美香子は??
「桃~。なんで、嘘つくのよ~。バレバレなのに美香子のためにー?」

泣きながら向かってきた。
他のクラスの子も見に来た。

咲良ー。助けて。
お願い戻ってきて。

咲良はね、あたしを妹みたいにしてくれたの
だけどね。
一年前の春

「さーらっ。あたしね、もう彼氏と別れようと思ってる。」
浮気されてたら怖くて。

「なんでよ。桃が心配しなくてもへーきなの。なぜか分かる?」

馬鹿なあたしに咲良は言ったの。
あたしな首を降った。

「桃は咲良の大事な妹なの。
桃が別れるなら咲良もわかれる。だって、やだもん。一人だけ幸せだって」

咲良はそう言ってくれたの。
幸せだった。咲良は人の気持ちを痛いほど分かってくれる。

でも、次の週の水曜日。

遊びに行った。ショッピングモールで。
プリクラを撮っておそろいのものかって
帰るときあたしが車にひかれそうになったんだ
すると、「桃!!!!」

あたしと入れ替わり咲良が………。
咲良が……。

あたしは初めて目の前で身内が亡くなったとこをみた。

あたしは悲しくて辛くて
自分を恨み続けた。なんで?なんで咲良なの?
あたしが死ねばよかったのに

桃!!!!って声が一番最後の声。
変顔したプリを、抱きしめた

110番に泣きながら電話した。

すぐに駆けつけてくれた。みんなの声が余計に染みる。

あたしが殺されても当然だったのに。

あたしのせいで咲良がいなくなって。

泣き続けても帰ってこないのわかってるのに
泣き続けて服がびちょびちょになるほど
「お母さん…迎えに来て咲良が。」

来てた場所は知ってたから来てくれた。

お母さんは驚き、泣き続けているあたしを
抱きしめた。

咲良が好きなの知っていたから
泊まってたことなんて数え切れないほどある

なのにこんなところで…

もっとしあわせで死んで欲しかった。

お葬式の日もみんながうつむいてる中

1人で違う場所で泣いてた。
うつむいてる顔見たら余計泣けてきて

そんときは美香子も由佳もあたしが泣いてる時に一緒に泣いてくれて抱きしめてくれた。

今の状況を見て咲良はなんて言うかな

「桃。仲直りして欲しいのは分かるけど
嘘はだめだよ?」
かなっ。

はぁーっ。涙がやばい。
咲良ー。あたしが、生まれて良いことあった?

あたしは咲良がいなきゃ生きていけない。

由佳も、美香子も莉菜も瑠璃もだけどさ。

あたしって馬鹿だなー
どうして嘘ついたんだろ

静かさが漂う中授業が行われた。

全く楽しくない。そのテンションで家に帰る。
電車に乗って駅を降りて
歩いていると声をかけられた。
「ねー!桃でしょ?桃!俺だよ!」

誰よ。無視しよーって思って
歩いていると前に回りこんできた。
顔を上げてみると
「あっ!なにやってんの?」

「やっぱなー。桃だと思った」
え。なんで??
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