『一生のお願い、聞いてよ。』

初彼




次の日の朝、勇治からの電話で目が覚めた。



『もしもし?おはよう♪』

「ん、おはよー」

『用意できたー?』

「んや、今起きたとこー」

『は?!(笑)早く用意しろよ(笑)遅刻するぞ(笑)今からそっち行くから(笑)』

「あ、うん」




あたしは重い体を起こして、用意をした。


ひさしぶりの学校。

変な目で見られそう。

勇治も誰かにあのこと話してるかもしれない。

学校に行くのがこんなに憂鬱な日は今までなかった。

勇治は昨日、あたしのこと好きって言ったけど、ほんとのとこ、どうなんだろ?

あたしがあんなことしてたから、同情の可能性もなくはない。



そんなことを考えながら、メイクを学校用に軽く済ませた。

タバコに火をつける。



いつの間にか、タバコに依存して、やめられないようになっていた。

タバコがなくなった雨の日はイライラしてたまらない。

外に出るのもだるいし、でもタバコがないのも辛い。

ギリギリまで我慢はするけど、やっぱり吸いたい衝動に負け、雨のなか買いに行く。


タバコが半分くらいまでなった頃、インターホンがなった。

勇治がきた。

あたしはタバコの火を消して、スクールバッグを手に取り外へ出た。



『おはよ!』

「おはよ」

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