雪の涙
始まりの告白…そして…
「好きです!!付き合ってください!!!」

林檎より赤い顔をして初めての告白をした。

「良いよ」

「えっ…良いんですか!?こんな俺で!!」

「良いから付き合うんじゃない♪一緒に帰ろう♪」

「う…うん!!」

初恋は実った。

あれは小六だった。

幸せな日々が続いた。

中学に上がっても付き合ってた。

周りがこのまま結婚しちまうんじゃないか?って噂するくらい仲良かった。

もちろん彼女なら結婚しても良いと思った。

でも、中二の時…

「ごめんなさい…。許して…貴方とはもう付き合えない…ごめんなさい…」

冷たい6月の雨の降りしきる中一生を捧げても良いと思った彼女から突然の別れを告げられた。

愛してた。

ガキなりに本気だった。

なのに…どうして……
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