俺様男子とラブ同居
もちろん…歩夢とキスをするのは初めて。


ガキの頃、ほっぺにチューくらいはあったか?

とにかく…俺は歩夢に、ファーストキスをした。



その瞬間、

ずっとわからなくてもがいていた、あのことがわかった…


俺のモヤモヤした苦しみが晴れて、心はスッキリしている…




「本田くーんっ」

「慶太ー」




校門から、圭佑と栗原が俺を呼んだ。

コンビニから帰ってきたみたいだ。




「歩夢は?」

「寝た(汗)」

「そう…」


俺の膝の上に頭を乗っけて、スヤスヤと寝ている歩夢を見る栗原。



「わざわざ買ってきてくれたのに悪りぃ……しばらく、こいつ寝かすわ(汗)」

「そうだね♪」


俺たち3人は、微笑ましく歩夢を見守りながら、他愛もない話に花を咲かせた。



考えてみれば…

すごく簡単なこと。


でも、簡単過ぎて難しかった…



俺には、歩夢しかいない。



4歳のときから…

そう決まってたんだ…






歩夢が、好きだ。

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