俺様男子とラブ同居
「でさ〜この前親と……」

「うんうん…」


なんか深い話をしている彩と圭佑くんは、私が今、慶太からプレゼントをもらったことに、気づいていない様子。



今はなんとなく…彩たちには、プレゼントをもらったことを気づかれたくなかった。

慶太からアンクレットをもらったことが嬉し過ぎて、

今はまだ、からかわれたりしたくない。


喜びに、浸りたい?みたいな…



だから、アンクレットをさっとカバンにしまう。



ニヤニヤしてしまいそうになる顔を、必死で堪える。

本当に本当に、嬉しかった…



慶太のアンクレットは…

他の人の手に、渡ってしまったけど…


もう、いいや。




私には、慶太がくれたアンクレットがあるから…♡



高校を入学して、私の最初の文化祭は…

幸せに包まれていた。


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