俺様男子とラブ同居
私はそう思いながらも、永井くんに彩のメアドを教えた。



「ごめんね、昼休み中呼び出して…」

「いいよ。その…彩ちゃんて子に、よろしく伝えて」

「わかった!じゃあね♪彩にメールよろしくね〜」

「おう!」


私は永井くんに手を振り、走って彩の元へ戻った。





「歩夢!どーだったぁ!!?」

「大成功♡永井くん、彩に『よろしく』だってさ♪」

「えーなに!?詳しく聞かせてよ〜」


私と彩は、はしゃぎながら教室まで戻る。



彩の恋のスタートが、うまくいって良かった♪

なんだか、自分のことのように嬉しいよ!


私の心は、すごく暖かかった。




でもこのとき、私は知らなかった…

後ろから、私を見ている存在に…
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