俺様男子とラブ同居
・・・・。





胸がズキズキと痛くなる。

慶太とあの子が、まだ一緒にいるかもしれない…

考えるだけで辛かった。



私はかぶっている帽子を深くかぶり、カバンからマスクを出して口にしたあと、

慶太を忘れようとするかのように眠りについた。


そして、おばあちゃん家に着いた時には、もう夜の11時を回っていた。


おばあちゃんとおじいちゃんが、駅まで迎えに来てくれていた。



「慶太は?」とおじいちゃんとおばあちゃんに聞かれたが、

「…風邪ひいてる」と言った。


あの子といた時の慶太の顔が、また浮かんできた。
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