俺様男子とラブ同居
「どうしたの?」


慶太が、学校で話しかけてくるなんて珍しいな…

なんかあったのかな…




「ちょっと来い」

「え?」

「いいから」


慶太は私の手を引いて、強引にどこかへ連れて行く。

私は訳がわからないまま、慶太に引っ張られていた…





……………


「慶太どうしたの?」


連れて来られたのは、人気のない校舎の隅。



こんなところに来て…なにするつもりなの…?

まあ、学校で2人きりになれて、私は嬉しいけどさ♡




「…………ほら」

「!」


私の目の前に、手のひらを差し出す慶太。




「…“ほら”ってなに?」

「もらってやるから、出せよ。…クッキー」


!!!



クッキー?




「クッキーって……家庭科が作ったやつのこと?」

「うん」

「なんでそんなこと、慶太が知ってんの?それに…慶太甘いの嫌いじゃん」

「いーから出せよ!」


???


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