武士道セブンティーン!!

為三郎の告白




「………………」

そよそよと生暖かい風が頬を撫ぜる。


暖かい日差し、いやかなり暑い日差し、を浴びながら、あたしはぼんやりしていた。

山崎の治療のおかげか、腕の腫れは朝になったら引いていた。

痛みも変わらずあるし、痣もまだ治っていないけど、昨日に比べたら全然マシだと言える。

そして今日は療養ついでに一日部屋から出るなと土方に命令された。


きっと昨日のことに対する処分みたいなものだろう。

局長である近藤に楯突いたも同然なので、これぐらいで済むなら軽いことだ。


毎日の雑用もなく、腕が痛くて稽古も出来ず、やることがないあたしは朝からずっとぼんやりしている。


「山崎と喋ってた時が一番気楽だったような…………」

ポツリと呟き、ため息をつく。

山崎は詳しいことは聞かずあっちから喋ってくれていたので助かった。

土方たちのは軽く尋問だったもの。男八人に囲まれて、怖い顔されて。

挙句にはあたしが悪いみたいなこと言うし。



そんなもん、先に為三郎を傷付けた新見が悪いだろうが。

失礼に無礼を返して何が悪い。

年長者なんて知るか。


年上に対する礼儀があるなら、年下に対する礼儀もあるはずだ。



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