恐怖短編集
HAND
朝の七時十分。


私が毎日乗っている電車の発車時刻だ。


電車内は当然、通勤、通学ラッシュで、三つ目の駅でおりる私はハンバーガーに挟まったキャベツの心境がよくわかる。


そして、七時十五分。


一つ目の駅に着く二分前。


この時間から、決まって私はチカンに合う。
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