【完】俺が消えてしまう前に


ゆっくりと病室の扉が開く。

大笑いしてる七海と愛希。



七海の両親に愛希の姿は見えているわけもなく・・・。



「な、七海!?」


「七海どうしたんだ!!!」



慌てた両親と焦る七海。

その光景に俺は思わず吹き出した。



「俺を笑った罰だよ!」


七海と俺と愛希。


この三人の絆が少しずつ芽生え始めていた。




決して交わるはずのなかった三人。


全ては偶然。




その先に必然がある事を
俺達はまだ知るわけもなかった。


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