君と×××

水谷さん。

−胡桃side−

私は悪態をつくから、友達が出来ない。

「この家には、俺と雪乃と秋斗さんと雫と日向と遥が住んでる。」

柚ちゃー…じゃなくて、柚くんが一生懸命説明してくれている。

柚くんも雪乃さんも金髪だが、染めてるのだろうか。

「あ、雫は望月と同じ歳の女の子だ。ちなみに俺も同じ歳だ。」

「ほんと!?…っと、そうなのか。あ、柚くん、同じ歳なのか。間違ってすまない。」

「お、おう。日向は基本ヒキニートだから。」

引きこもりってことですね。

「まぁ、こんなとこだ。あ!あいつが雫!」

雫と呼ばれる少女を探す。

「…ねぇ、柚くん?」

「ん?」

「私、夢みてるのかな?あのこ…天野雫に見える」

「あ?そだよ。あいつ、今人気のアイドル天野雫だよ。」

…え。ほんとに!?私めっさファン!!

「あ、柚ーっ!」

雫、天使雫が走ってくる!

「あ、新入りさんね?胡桃ちゃんだよね。こんにちは。天野雫です。」

綺麗な黒髪で…や、私も黒髪だけど。

「よろしく♪私友達少ないから寂しかったの。仲良くしてね♪」


意識…が…

「ちょ!望月!?」



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