Only my prince

クリスマス、サンタのプレゼント

それからはずっと大学とバイトの日々。ひたすら没頭した。



何も考えたくなくて。健太に誘われても梓に誘われても他の人に誘われても一切応じなかった。





和くんのことを考えないようにするのに1人になると思い出す。




会いたくて会いたくて笑顔が見たくてキスして抱きしめてほしくて温もりが欲しくて。夜が来るのが、8時半になるのが辛かった。



そして泣くのももう終わりにしたかった。





「今日、彩音の家泊まるから」
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